まずはこれをご覧ください。
すばらしいです。
いろいろな音程のヤギの鳴き声をコラージュして歌にしています。
これは別にネタとして作られたわけではなく、そもそも作ったのは慈善団体の「アクションエイド(ActionAid)」という団体のスウェーデン支部なんだそうで、チャリティ活動の一環で作ったものなのだそうです。
この「アクションエイド」というのは、もともと途上国の貧しい暮らしをしている人たちへ動物を贈って、それを飼ってミルクなどを暮らしの役に立ててほしい、というような活動をしている団体です。
贈呈する動物にはヤギだけではなく、いろいろな動物が存在するようです。
そんな中で、スウェーデンの支部が2015年のクリスマスを前にした時期に、このヤギが歌うクリスマスソング10曲を収録したアルバムを販売し、売上金でヤギを贈呈する、という活動を行いました。
そもそもヤギは乳の栄養価が高く、粗食でも育つ特性があるため、このような目的だととても現地で喜ばれる動物なのだとか。
こういうヤギの有益性というものをもっと知ってもらおうと、単純な寄付という形をとらずに、ヤギが歌うクリスマスソングという形でヤギのPRも兼ねてこういう形にしたんだとか。
ActionAid
https://www.actionaid.org.uk/
ActionAid Sweden(Youtube channel)
https://www.youtube.com/user/ActionAidSweden/videos
ぜひとも皆さんに知っていただきたいお話ですので、時期外れかつかなり古いお話ですが紹介しておきます。
が、なぜ12月でもないこの時期に、と思うでしょうが、実はこの話は12月まで温めておきたかったんです本当は。
ですが、このようなものを見つけてしまったので、行き掛かり上今回一緒に紹介せざるを得なくなったんです。
実は、このヤギがクリスマスソングを歌う、というアイデアはそれ以前にすでにされていた方がいらっしゃったのです。
公開日が2014年12月23日です。
クリスマス直前というのがいいですが、御覧のとおりActionAidさんのものの1年前です。
この作者さんは「Marca Blanca」さんというのですが、ヤギだけでなく動物を使ったいわゆる「MAD」を作るのがお好きなようで、基本映画やゲームとかのパロネタが多いようで、こんなのもありました。
もしかしたらActionAidさんもこれを参考にしたとか、実はこの方がかかわりがあるとかもしかしたら本当はいろいろとあるのかもしれませんが、その辺はよくわかりませんでした。
でもこのようにヤギに歌わせるという発想は、案外向こうではそれほど意外な組み合わせではなかったりするのかもしれませんね。
ちなみにこの方こんなのもつくってます。
ヤギは攻撃的になるとかなり危険で、頭突きが特にパワフルだというのがよくわかりますね。
というわけで今日は歌うヤギについてでした。