今回は先日の記事北海道のヤギの続きになります。
前回ご紹介した「トンデンファーム」の本社の方にも行ってきました。
ここは、江別市郊外にあり、基本はハムなどのトンデンファーム製品の直売店となっていて、そこに会社としての本社機能や食肉製品の製造工場もあり、そこにオマケのように動物も飼育している、という感じの場所となります。
前回のアースドリーム角山は、いろいろな動物がいて遊ぶところもたくさんある、典型的な「観光牧場」といった感じでしたが、こちらは遊ぶ場所とか動物とのふれあい、という要素はかなり少なめです。
また、角山とは同じ江別市内ですが、距離はかなり離れています。
メインが店舗ということもあり入場料などはなく、基本通年営業となっています。
店舗内はかなり広いところに冷蔵ケースがたくさん置かれていて、この間行ったときはシーズンオフということもあり結構開いているケースがたくさんあったのですが、品数は豊富でおそらくこれが多客期にはケースに所狭しと商品が並ぶんだろうな、という気がしました。
もともとここの食肉製品はギフト用として大型店でもお歳暮コーナーなどでも定番として並んでいるものなので、お値段は決して安いとはいえませんが、それでもこのクラスのものとしては高いという水準でもなくむしろお手頃価格と言ってもいいかもしれません。
店内の写真は撮影していないのでここでは紹介できませんが、見ているだけでも結構楽しくなる程度の品ぞろえはこの時期でも十分にあったので、もう少しシーズンに入ってからまた見に行きたいものです。
そして、ここのショップには、とってもすばらしいものがありました。
そう、「ヤギのぬいぐるみ(小)」があるのです。
めったにこういうところにはないものなので、それだけでテンション上がってしまいました。
(にもかかわらず買ってこなかったことを後悔しましたが)
また、トンデンファーム製品以外にも道内の(特に近郊地域の)名産品も結構品ぞろえしていました。
が、スーパーなどではあまり見かけないような品も多く、印象としては農村部の道の駅やAコープみたいな品ぞろえ、という印象です。
おそらくそちらからの仕入れルートでもあるのでしょうかね。
そして、同じ建物の中には野菜などの販売をしている棟があります。
ここは、地元産の野菜果物をメインに他の地域の青果品もあり、正直鮮度はちょっと落ちてる気はしましたが、品ぞろえがとっても良くてさらにどれも信じられないくらい安いです。
また、いわゆる観光地の売店的な品ぞろえもあって、観光客の子供向けのおもちゃやお菓子なども豊富にあり、また日常使いのカップめんなどの加工食品も案外充実していました。
ここは周囲には農家が点在しているだけの郊外なので、すぐ近くにはコンビニも何もないので、周辺の雑貨屋としても機能しているように見えました。
また入口入ってすぐのところには、この時はシートがかかって使われていませんでしたが、大きなグリルっぽいものが置かれていました。
どうやら多客期にはここで焼きソーセージなどをこの場で焼いて販売するコーナーになるようです。
ここも含めてぜひともそういう時期にもう一度来てみたい、と思いました。
そしてその傍らに、ニンジンの入った小さなバケツと小銭を入れる募金箱のようなものが置いてあります。
ここで箱に100円を入れるとそこにあるニンジンを動物たちにあげることができる、という仕組みになっているようです。
じゃあ肝心の動物は、というと、確認できたのはヤギ、ウサギ、馬だけでした。
しかも、基本的に皆小屋の中に入っていました。
ですが他のところにも動物のスペースらしき草地や牧柵などがあり今は何もいなかったように見えたので、もう少し暖かくならないと開放しない場所、公開しない動物というものもいるのかもしれません。
(未確認です)
ここのエサは先ほども書いたように、ニンジンです。
しかも結構大きいサイズで本数もそれなりにあるので、かなりあげ甲斐があります。
ヤギについてだけ言うと、小屋は結構しっかりした作りでそれなりにきれいです。
また、敷草も新しいものがふんだんに入っていて、しっかりと手入れがされているように見えました。
ですが、冬の北海道という事情を考えるとやむを得ないところなのでしょうが、もしかしてエサに偏りがあるのではないか、という気がしました。
というのも、ニンジンを見せると皆がものすごい勢いで走ってくるんです。
よこせーよこせー とばかりに鼻息も荒くカオを突き出してきます。
ニンジンを持っていなくても、手についているニンジンのにおいに反応して手をなめてきます。
とはいえ、別に元気がないとか発育不良を起こしているという感じも全くなかったので、必要な栄養はしっかりととれていることと思います。
ヤギは美食家、ということを考えるとまあ仕方がないのかな、という気がしました。
このこともあって、ここはヤギとの距離感がとても近く感じられました。
行ったときは時間も遅かったのであまり長居はしませんでしたが、これ何時間でもいられそうです。
ところでニンジンを真上に向けて掲げるとヤギがニンジン食べようと首を伸ばすのでこうなります。
ヤギってこんなに伸びるんですね。
札幌市内からの距離もそれほど離れておらず(近いとはいいがたいですが)、安価にヤギと戯れることができるという点ではとっても素晴らしい場所だと感じました。
高速のインターチェンジも近い場所にあるので札幌以外からも行きやすい場所というのもいいですね。
路線名でいうと、道々110号 江別インター線に面していて大きな看板が出ているので、この道路に入ることができればすぐわかると思います。
インターから江別市街方面に向かっていって左側になります。
というわけで今日は「トンデンファーム本社」の紹介でした。