Eテレに0655という番組と2355という番組があります。
毎週月~金の0655は朝6:55から、2355は夜23:55から放送されている5分間のミニ番組です。
0655は「今日も一日頑張りましょう」、2355は「今日も一日お疲れさまでした」という趣旨の番組で、小ネタやミニソングを多数放送していて、いずれも2010年から放送が開始されています。
ミニソングはこれまでに多数制作されていて、中には意外な有名人が歌っている曲もあります。
意外なところではデーモン閣下がこんな曲を歌っていたりします。
最初聞いた時は閣下だとは全く気づきませんでした。
このほかにも毎年Eテレの年越しをこの2つの番組の特別版が長らく務めていて、その中で「干支ソング」というものも発表されています。
歌もさることながら絵がかわいらしいです。
番組紹介が主な目的ではないのでいろいろな曲の紹介はこのへんにしておきますが、今日の本題としてこの番組のあるシリーズ曲を紹介したいと思います。
それは「素晴らしき哉世界」というシリーズです。
このシリーズは、珍しい習性や外見を持つ動植物や、人間の珍しい営みを歌と映像で紹介するシリーズです。
いままでにたくさんのシリーズが作られてきましたが、どれも驚かされるものばかりでした。
その中で、昨年夏発表されたものにとてもすばらしいものがありました。
「素晴らしき哉世界~へきの界」(音質と画質が悪いのは仕様です)
そう、ヤギです。
ヤギといっても、正確にはアルプスアイベックスと呼ばれる種で、ヤギといって思い浮かべるザーネン種などとは外見も違いますが、山岳地帯に生息し険しい地形もなんのその、というヤギのもともとの性質が色濃く出ている種なんだそうです。
もともとヤギは高いところが好きで、ガケなどの険しい地形も苦にせず上るため、その性質を生かして天敵やライバルのいない環境で生息するものがいます。
ヤギの蹄は2本に割れていて、この2本の蹄が岩などをつかむのにとても適した形状をしているのだそうです。
そのため、ガケなどの一見不安定に見えるところやダムのカベのようなあまり大きな凹凸のないところでも、小さな凹凸をしっかりとつかむことができるので、このような険しい場所でも移動することができるようです。
ですが全く天敵がいないというわけではありません。
まさかの方法でガケにいるヤギを仕留めてしまう野生のハンターもいるのです。
(かなり衝撃的な映像です 視聴注意)
まさか空中からヤギを放り投げて崖下に転落させるなんて、想像もつきませんでしたね。
昨年話題になった崖の上のヤギ「ポニョ」も、あの場所にとりのこされたのではなく、さまよっていたらエサもあるしジャマは入らないし、高いところで快適そうだし、という場所を見つけたのがあの場所だった、ということだと思いますね。
動物園などでもこの特性を考慮して高いところを用意していることも多いです。
また、ちかくの登れるものがあればなんだって登ってしまいます。
そのため、このようなことになります。
「バカと煙は高いところに上る」とはよく言いますが、ヤギもすぐに高いところに上る代表的なものではないでしょうか。
そのため、このような珍事も起こったことがあるようです。
ゴートシミュレーターで、電線をプレイヤーヤギが渡ることができる描写がありましたが、おそらくこれも電線を渡っていて足を滑らせて引っかかった、といったところなのではないでしょうかね。
というわけで今日はヤギの高いところや険しいところに上る習性についてでした。