札幌には「サッポロさとらんど」という公園があります。
正確には「農業交流体験施設」というシロモノで、公園ではないそうなのですが、実質とても大きな自然公園という風情の施設です。
敷地内には大きな緑地があり、園内には蒸気機関車型をした遊覧の乗り物があったり、様々なチーズ作りなどの加工体験や農業体験などの体験ができたりする大規模な施設なのですが、そこに「ふれあい牧場」なるコーナーもあったりします。
ここにはヒツジやウサギ、馬などがいるのですが、われらがヤギもしっかりとそのラインアップの中には存在しています。
夏場は毎日開放されている施設なのですが、冬場は基本クローズしています。
ですが期間限定で土日祝日の日中のみ開放され、今日がその冬季営業の初日ということもあり、さっそくヤギ分補給に行ってきました。
100円でヤギのえさを買うことができ、ヤギと触れ合うことができます。
まあその手の施設のご多分に漏れず、基本的なターゲットはファミリー層の特に子供たちなわけですが、そんなことお構いなしに思う存分ヤギと戯れてきたわけです。
エサをもって近づくと、とにかくヤギが寄ってくる寄ってくる。
小さなヤギにエサをあげようとすると図体のでかいヤギが「どけどけー」とばかりに突進してきて、小さなヤギを押しのけて頭突きする始末…
後ろ脚だけで直立すると頭突きの合図。
まあ実はヤギというのは目の前にジャマなものがあったりするとすぐに頭突きをするようで、挙句にはほかのヤギとジャレあう感じでも頭突きをします。
子ヤギのときから子ヤギ同士で頭突きしあう、なんてのはよくあることなんだとか。
なので実際にこれがケンカになってたのかというと、実のところ「よせよー」と三遊亭好楽師匠よろしく言ってるだけ、という可能性もあるかも。
とはいえ、ヤギの突進は結構強力で、しかもツノまであるのですから、まともにくらうと危険です。
その危険を避ける意味もあって、ヤギの角にテニスボールなどを刺してツノの直撃を避ける手法もあるそうです。(ツノの保護 という意味もあるようですが)
ただ、この習性を利用した娯楽もあるそうで、ヤギが身近な存在である沖縄では、「闘ヤギ」なるものが存在するそうです。
ぜひとも一度見てみたいものですね、闘ヤギ。
サッポロさとらんど